RT6338シリーズ 8A、23VIN、同期ACOT®降圧コンバータ

RichtekのRT6338ファミリは、擬似定スイッチング周波数500kHzの高効率同期式降圧DC/DCコンバータで、最大8Aの出力電流を供給します。RT6338A、RT6338AH、RT6338B、RT6338BHは、4.5V～23Vの入力電圧で動作します。RT6338AとRT6338AHの出力電圧は、0.6V～5.5Vの間でプログラムされ、RT6338BとRT6338BHの出力電圧は3.3Vに固定されています。RT6338CとRT6338CHの入力電圧範囲は5.2V～23Vで、出力電圧は5.1V固定です。

RT6338は、ACOT（Advanced Constant On-Time）制御アーキテクチャを採用し、超高速過渡応答を提供し、外付け部品数を削減します。定常状態では、ACOTは、ライン、負荷、出力電圧範囲にわたってほぼ一定のスイッチング周波数で動作するため、EMIフィルタの設計が容易になります。

EN/MODEピンの電圧を設定することにより、RT6338は、軽負荷時にダイオードエミュレーションモードモード（DEM）または超音波モード（USM）で動作します。USMは25kHz以上の動作周波数を維持し、音響ノイズを排除します。DEMでは、RT6338が最高限の軽負荷効率を提供し、スペクトル拡散機能により音響ノイズを改善します。

RT6338は、PGOODインジケータを備えており、システムシーケンス制御を容易にします。またこのデバイスは、サイクルごとの電流制限、過電圧保護（OVP）、不足電圧保護（UVP）、入力不足電圧誤動作防止（UVLO）、過温度保護（OTP）など、保護機能も充実しています。

上記の機能はすべてUQFN-23L 3x3（FC）パッケージに集積されています。