HVLRシリーズ 高電圧抵抗器

RESIのHVLRシリーズは、1KΩ～1GΩの値範囲、最大±0.1%の厳しい許容誤差、48KVに達する最大使用電圧、優れた抵抗電圧係数（VCR）性能を持ち、高電圧抵抗器の重要なパラメータです。現在、高電圧抵抗器の分野では厚膜技術が主流となっています。厚膜抵抗器は導電性抵抗素子と非導電性抵抗素子の混合物で作られているため、高電圧の動作条件では抵抗が変化します。高電圧条件下では、非導電性誘電体が活性化されて並列抵抗が形成され、電圧が増加するにつれて抵抗値が小さな方向に変化します。RESIは、導電相、ガラス相、有機キャリアを3ロールミルの比率で混合することにより、特定の厚膜抵抗ペーストを開発および製造しています。このように強化された湿気バリアは、厚膜層に対する外部湿気の影響を確実に隔離します。

HVLRシリーズは、AEDなど、高電圧動作条件下での故障率0%が求められる医療用アプリケーションに使用されるため、RESIでは、100%の品質を保証するために、高電圧テストなど、納品前に多くのテストを実施しています。絶縁破壊を防ぐために、高い耐電圧強度と高い動作電圧を備えた、高電圧高抵抗の抵抗器が一般的に使用されます。ここでの耐電圧値は、オームの法則ではなく、抵抗器の表面積と本体材質の単位電力によって計算される動作電圧とは区別されます。エンジニアが高電圧抵抗器を選択する際には、こうした問題に細心の注意を払う必要があります。このシリーズは、医療機器（AED、MRI、CTなど）、高電圧電源、計測機器、電力機器、軍事・航空宇宙産業などに適しています。