磁気回路付きRJ45モジュラージャック

Phoenix Contactの磁気回路付きRJ45ジャックは、産業用アプリケーション向けの既存のRJ45ポートフォリオを最大1Gbpsまで拡張します。有線Ethernetでは、10/100/1000BASE-TネットワークのEthernet仕様に詳述されているように、磁気回路が必要です。磁気回路は、電気的絶縁、EMIに対するフィルタリング、信号の調整、インピーダンスマッチングなど、必要な機能を提供し、デバイス間の適切なデータ伝送を保証します。

Ethernet通信機能を持つデバイスを製造する場合、設計者は、PHYとRJ45ジャックの間のPCBに直接磁気回路を組み込むことを選択できます。そのような設計作業の代替案としては、すでに磁気回路が組み込まれているRJ45ジャックを使用することが挙げられます。コンセプトはシンプルです。磁気回路を構成する部品（トランスとコモンモードチョーク、抵抗とコンデンサ）が、RJ45のハウジングの中に一般的な構成として含まれているだけです。

磁気回路と統合されたコネクタモジュール（ICM）付きRJ45ジャックは、PCB設計/レイアウトを簡素化し、部品点数を削減し、組み立てを容易にし、ディスクリートで個別の磁気回路設計と比較してPCBスペースをとりません。Phoenix Contactは、既存の産業用および標準RJ45ジャックのポートフォリオを補完する磁気回路付きRJ45ジャックのリリースを発表しました。