危険場所向けCAPAROC回路ブレーカ

Phoenix Contactの電子回路ブレーカのCAPAROCシステムは、世界中の危険な場所で使用できるように、クラスI、ディビジョン2の定格、またはCID2、ATEX、IECExのトリプル定格のモジュールを提供します。石油およびガス関連アプリケーションから廃水処理プラント、鉱業、化学プラントおよび医薬品製造、穀物処理、製粉所、塗装工場など、危険な場所は様々な業界に存在します。爆発の可能性のある領域では、設置される電気機器の信頼性と安全性を保証する厳しい要件が適用されます。危険な場所に設置される機器は、そうした場所での設置が承認されている必要があります。Phoenix ContactのCAPAROC回路ブレーカシステムは、世界中の危険な場所用アプリケーションに対応するソリューションを提供します。

危険な（分類された）場所とは、NEC（National Electric Code）で定義されているように、可燃性ガス、蒸気、可燃性液体、可燃性粉塵、発火性繊維、または飛散物が存在するために火災や爆発の危険性が存在する可能性がある場所を指します。NECの第500条では、すべての危険な（分類された）場所をクラス、ディビジョン、およびグループに分けています。既存のCAPAROCシステム部品番号の多くは、クラスI、ディビジョン2、グループA、B、C、D向けにテストおよび承認されています。これらのクラスI、ディビジョン2定格の部品は、北米での使用を前提に設計されています。

トリプル定格モジュールは、CID2、ATEX、およびIECExの場所で承認されており、世界中の他のすべての国をカバーしています。ステータスリセット電源モジュールと2チャンネルモジュールはトリプル定格で入手可能で、タイプの説明としてEXが付いている部品番号がふられています。EX 2チャンネルプログラム可能回路ブレーカは、UL 508にリスト認定され、さらにUL 2367にレコグナイズ認定されており、複数の共通負荷への高密度で効果的な保護配電を必要とする24VDCアプリケーションに最適なデバイスです。1A～4Aおよび2A～1Aの調整範囲を備えた2チャンネルCAPAROC回路ブレーカは、単一の部品番号で幅広いアプリケーションに対応します。また、1A～4AのブレーカはNEC Class 2に適合しており、火災や電気ショックに対する保護機能を備えています。