MagAlpha非接触角度センサ

Monolithic Power SystemsのMA302、MA702、およびMA730センサは、回転軸上の直径方向に磁化されたシリンダの絶対角度位置を検出します。高速データ収集と処理により、0rpm〜60,000rpmの速度で正確な角度測定が可能です。これらの角度センサは、広範囲の空間構成と磁場強度をサポートしています。オフアクシス（サイドシャフトマウント）構成とエンドオブシャフト構成の両方がサポートされています。これらのセンサは、プログラム可能なしきい値を備えた磁場強度検出を特長とし、軸方向の動きの検出や診断などの機能のために、センサに対する磁石の位置を検出できます。

MA800は、アナログポテンショメータまたはロータリスイッチを置き換えるように設計されたデジタル出力を備えた使いやすい磁気角度エンコーダです。このエンコーダは、回転速度が200rpm未満に留まるヒューマンマシンインターフェイス（HMI）や手動制御などの低速操作用に設計されています。センサは、回転軸に取り付けられた永久磁石の絶対角度位置を検出します。磁石の構成と形状は柔軟ですが、通常、MA800は直径2mm〜8mmの直径方向に磁化されたシリンダで使用されます。MA800は、プログラム可能な磁場強度のしきい値を備えており、2つの論理信号として出力されるプッシュボタンまたはプルボタン機能を実装できます。

すべてのMagAlphaセンサは、QFN-16（3mm x 3mm）パッケージの基準ゼロ角度位置、ABZエンコーダ設定、磁場検出しきい値などの構成パラメータ用のオンチップ不揮発性メモリストレージを提供します。

特長

• 8ビット、12ビット、および14ビットの分解能の絶対角度エンコーダ
• SpinAxis™ホール測定技術は、デジタル形式で瞬間的な角度位置を提供
• デジタル角度読み取りとチップ構成のためのSPIおよびSSI（MA800）シリアルインターフェース
• 1〜256または1〜1024（MA730）の1ターンあたりのプログラム可能なパルスを備えたインクリメンタル10ビットおよび12ビットABZ直交エンコーダインターフェース
• 長寿命の非接触センシング
• 3.3Vおよび12mA電源で動作
• 動作温度範囲：-40°C～+125°C
• 12ビットおよび14ビット（MA702およびMA730）のPWM出力
• QFN-16（3mm x 3mm）パッケージで入手可能

MA730センサの回路図