MAX5982A/B/C高電力MOSFET

Analog DevicesのMAX5982A/MAX5982B/MAX5982Cは、PoE（Power over Ethernet）システムにおけるIEEE® 802.3af/at規格に準拠する受電デバイス（PD）用の完全なインターフェースを提供します。 MAX5982A/MAX5982B/MAX5982Cは、検出シグネチャ、分類シグネチャ、および突入電流制御付き内蔵絶縁パワースイッチをPDに提供します。 突入電流が流れている間、MAX5982A/MAX5982B/MAX5982Cは、絶縁型高電力MOSFETが完全に強化されている時、より高い電流制限（1700mA～2100mA）に切り替える前に電流を182mA未満に制限します。 これらのデバイスは、幅の広いヒステリシスと長いデグリッチ時間付きの入力UVLOを備えており、ツイストペアケーブルの抵抗による電圧降下を補償し、電源オン/オフ状態時のグリッチフリー遷移を保証します。 MAX5982A/MAX5982B/MAX5982Cは、入力において最大100Vまで耐えることができます。

MAX5982A/MAX5982B/MAX5982Cは、 IEEE 802.3at規格で規定されている2イベント分類法をサポートし、タイプ2の給電装置（PSE）によるプローブ時を示す信号を提供します。 これらのデバイスはウォールアダプタ電源の電源接続状態を検知し、PoE電源からウォールアダプタ電源のスムーズな切り替えを実現します。

MAX5982A/MAX5982B/MAX5982Cは、パワーグッド（PG）信号、2段階電流制限およびフォールドバック、過温度保護、およびdi/dt制限も提供します。 MAX5982A/MAX5982Bのスリープモード機能により、電力維持シグネチャ（MPS）をサポートしながら低消費電力を提供します。 MAX5982A/MAX5982Bの超低電力スリープモード機能により、MPSをサポートしながら、消費電力をさらに低減します。 MAX5982A/MAX5982Bはまた、スリープモード時に自動的に駆動するLEDドライバも特長としています。

MAX5982A/MAX5982B/MAX5982Cは、16ピン、5mm x 5mmのTQFNパワーパッケージで入手できます。 これらのデバイスは拡張温度範囲（-40°C～+85°C）での動作が保証されています。