DS28E38 DeepCover®セキュアECDSAオーセンティケータ

Analog DevicesのDS28E38は、Analog Devicesの特許取得済みの物理的にクローン化不可能な機能（PUF）のChipDNA™技術を組み込んだ楕円曲線電子署名アルゴリズム（ECDSA）の公開鍵ベースのセキュアなオーセンティケータです。これにより、DS28E38はコスト効率の良さを維持したままで、侵入型の物理攻撃に対する保護を提供できるようになります。ChipDNA回路は、ウェハ製造中に自然に発生する半導体デバイス特性のランダムな変動を使用することによって、時間、温度、および動作電圧にわたって反復可能な固有の出力値を生成します。ChipDNA動作を探査または観察する試みは、基本的な回路特性を変更し、チップ暗号機能によって使用されるユニークな値の発見を妨げます。

DS28E38Q+Uは、すべてのデバイスに格納されたデータを暗号化して保護し、ユーザの制御の下で、必要に応じてECDSA署名操作のための秘密鍵とするために、ChipDNA出力を鍵コンテンツとして利用します。ChipDNA機能により、このデバイスは、非対称（ECC-P256）ハードウェアエンジン、FIPS/NIST準拠の真の乱数ジェネレータ（TRNG）、2KbのセキュアEEPROM、デクリメント専用のカウンタおよび一意の64ビットROM識別番号（ROM ID）を含む、統合型ブロックから得られる暗号化ツールのコアセットを提供します。一意のROM IDは暗号操作の基本入力パラメータとして使用され、アプリケーション内の電子シリアル番号として機能します。DS28E38は、標準速度とオーバドライブ速度の両方でシングルコンタクト1-Wire®バスを介して通信します。DS28E38Q+Uは、小型の6-TDFN-EPパッケージで入手可能です。

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