3ポートfido2100 DLRスイッチ

ADIのfido2100は、デバイスレベルリング（DLR）プロトコルを使用したリングトポロジと、1588v2を使用した同期化をサポートすることで、耐故障性や高精度タイミングをEthernet/IPネットワークに追加します。

従来のラインおよびスタートポロジは、ケーブルまたはフィールドのデバイスが故障した場合、耐故障のいかなるレベルも提供しません。 ライントポロジでは、故障は下流のラインでの通信損失をもたらします。 スタートポロジでは、スターの最後のデバイスのみが影響されます。 リングまたは冗長スタートポロジをサポートすることにより、単一の障害は通信を継続させることができます。 しかし、冗長性プロトコルが必要です。

このDLRプロトコルは、リングをライントポロジに再構成することにより冗長性を提供します。 リングで少なくとも1つのデバイスが「リングスーパーバイザ」として設定され、その仕事はパケットが永遠に回送されることを防ぐことです。 また、リングの回復を管理する責任を持ちます。 すべての他のデバイスは、「リングノード」として設定されます。 これらのノードは、標識フレームまたは発表フレームと呼ばれる定期的なフレームに対応する必要があります。 標識ベースのリングでは、フレーム間隔は高速の障害検出を提供します。 発表ベースのリングでは、フレーム間隔はより遅く、従って障害検出および回復時間が遅くなります。

このfido2100は3ポートのデバイスです。 1つのポートは通信コントローラに接続され、他の2つのポートはEthernet/IPネットワークへ接続されます。 通信コントローラは、スイッチの構成にのみ責任を持ち、DLRオブジェクトメッセージに応答します。 ノードがスーパーバイザの場合、わずかの追加処理量が必要です。 このfido2100は、DLRプロトコルの残りを行います。 標識ベースのフレームはハードウェアで処理されるので、障害検出時間は発表ベースのフレームを使用した場合よりも、より高速です。

• DLRポート層サポートコード
• DLRスイッチ割り込みイベント処理
• DLRパケット処理
• DLRプロトコル実装
• ETHERNET/IP DLRオブジェクトサポート