ピーク電力機能を備えたBMR492デジタル1/8ブリックDC/DCコンバータ

Flex Power ModulesのBMR492シリーズ デジタル1/8ブリック中間バスコンバータは、600W～800Wの連続電力と、1秒未満の短期間で最大1100Wのピーク電力を供給することができます。このいわゆる「バーストモード」操作は一般に、データコムおよびデータセンタータイプのアプリケーションで使用される要求の厳しいCPU向けに必要とされます。

利用可能な3つのバリアントの1つ目は、BMR4920302/861コンバータです。12Vの出力を提供し、40V～60Vの入力電圧範囲で最大600Wの出力に定格されています。このDC/DC降圧ソリューションは、データセンターサーバアプリケーションで一般的に見られる公称48Vまたは54Vの入力電圧システムに最適です。スルーホール実装デバイスは完全に安定化されており、1500V_DCの入力から出力への絶縁電圧が含まれています。

このBMR492バリアントは非常に効率的であり、半分の負荷の48V_INで96.7%のピーク効率レベルが証明されています。出力電圧は標準で12Vに事前にプログラムされていますが、このV_OUTレベルは、組み込まれたPMBus®インターフェースを使用して、8V～13.2Vの広い範囲で調整できます。この機能は、供給された負荷に応じて動的なバス電圧を調整することにより、システムレベルの効率を最適化するのにも役立ちます。

このコンバータは、58.4mm x 22.7mm x 12.7mm（2.3インチ x 0.90インチ x 0.34インチ）の業界標準の1/8ブリックフォーマットで提供されます。ベースプレートのバリエーションには、PMBusインターフェース用の7ピンデジタルヘッダを含む、標準のDOSAピン配置があります。

このコンバータには、過電圧、過熱、短絡保護などのスマートな保護メカニズムが装備されており、平均故障間隔（MTBF）664万時間は動作寿命の延長に役立ちます。さらに、すべてのFlex PowerModuleのDC/DCコンバータと同様に、これらのユニットはIEC/EN/UL62368-1安全規格に準拠しています。これらのデバイスは、-40°C～+125°Cの動作温度範囲を提供します。

応用

• BMR491はデータ通信アプリケーション向けに設計されていますが、通信やその他のアプリケーションにも適用できます。