BMR320中間バスコンバータ

Flex Power ModulesのBMR320は、40V_DC/60V_DCの入力範囲で動作、5V_DC～7.5V_DC出力を生成するため、より低い中間バス電圧でポイントオブロードコンバータに電力を供給し、システム効率を最適化するのに最適です。このデバイスは、54V入力で400W/60A（最大出力80A）定格であり、サイズはわずか27mm x 18mm x 6.4mmでありながら、128W/cm³（2,126W/in³）という卓越した電力密度を達成します。効率は最高97.7%に達し、最大3台のユニットを並列接続して合計1,080 W負荷に対応できます。この部品は、エアフローを備えたヒートシンクへの上面冷却、またはサーマルブロックを介した液冷用に設計されており、コンバータの上面が比較的平坦な設計であるため、ギャップパッドなどのサーマルインターフェース材を介した接続が容易です。

BMR320で使用されている非安定化非絶縁アーキテクチャは、安定化設計と比較してコンバータの出力インピーダンスを低減し、入力バス容量を効率的に出力に反映し、ドループを最小限に抑えながら大きな負荷過渡現象に対処する能力を強化します。

BMR320の保護機能には、出力電流制限と過電圧に加え、過温度と入力低電圧が含まれます。監視と制御のためにPMBus^®インターフェースが組み込まれており、この部品はFlex Power Designer Toolによってサポートされています。