Titanium Ti180 J484C FPGA開発キット

ビデオのキャプチャ、センサデータの収集、モバイルまたはIoTアプリケーションの設計など、 EfinixのTitanium Ti180 J484C開発キットは、迅速なスタートを切るために必要なすべての要素を提供します。このキットは、Ti180の強化されたMIPI D-PHY（レーンあたり最大2.5Gbpsをサポート）と強化されたLPDDR4/4xコントローラを導入し、高速な外部FPGAフレームバッファの実装を実現します。

また、さまざまなカメラモジュールに接続するためのドーターカードが複数付属しているため、そのような接続が非常に簡単になります。このキットには、開発ボードの256MBit LPDDR4Xで最大3.0Gbpsのビデオストリーミングとデータ保存を行うことができるRaspberry Pi V2カメラが含まれています。また、IMX477カメラコネクタドーターカードとコーラルカメラドーターカードという、エコシステムのカメラモジュール相互運用性をさらに向上させる2つの追加ドーターカードも含まれています。IMX477ドーターカードはArducam Raspberry Piカメラモジュールで使用される22ピンリボンケーブルに適合し、コーラルカメラドーターカードはコーラルカメラとの接続に適合します。これらのカメラモジュールでは、12.3メガピクセルのIMX477センサとコーラルカメラで5Mピクセルのビデオデータ処理を行うことができます。IMX477カメラモジュールとコーラルカメラは別途購入する必要があります。さらにこの開発キットは、高性能256Mb SPI NORフラッシュチップを2個搭載しており、RISC-Vソフトウェアなどの追加データを保存できます。EthernetとHDMI出力のドーターカードも付属しており、ユーザーはFPGAでデータを処理し、ディスプレイや他のシステムに送信することができます。Ti180開発ボードには、FMCコネクタ（FPGAメザニンカード）も搭載されており、そのFMCエコシステム内の他のIOカードに接続することも可能です。FMCコネクタを使用すると、ユーザーのニーズに最も近い概念実証システムを作成することができます。

これらの機能はすべて、FPGAソリューションとして現在最高の性能、最小の消費電力、最小のパッケージで提供されます。ユーザーはEfinixのウェブサイトに登録してログインし、1年間にわたってEfinityソフトウェアをダウンロードすることができます（アップデートとアップグレードを含む）。このソフトウェアは、RTL設計からビットストリーム生成に至るまでの完全なツールフローを提供します。Efinityでは、合成、配置配線、タイミング解析を行うことができ、ロジックアナライザによるハードウェアデバッガも用意されています。プロジェクトのセットアップ、ツールフローの実行、結果の表示および、Sapphire RISC-V SoCなどのEfinixが提供するIPの実装を視覚的に行えるグラフィカルユーザーインターフェース（GUI）を備えています。また、コマンドラインフローやTcLコマンドコンソールも備えています。Efinityが生成したビットストリームファイルは、ユーザーが開発できる開発ボード上（アウトオブボックスまたはカスタムデザインを含む）のTitanium FPGAを構成するために使用されます。