ADL5561/ADL5562/ADL5565/ADL5566/ADL5567/ADL5569差動アンプ

ADIのADL5561、ADL5562、ADL5565、ADL5566、ADL5567、ADL5569は、中間周波数（IF）およびDCアプリケーション向けに最適化された高性能差動アンプです。ADL5561およびADL5562は、ピンの接続構成によって6dB、12dB、15.5dBの3レベルのゲインを提供します。シングルエンド入力構成では、ゲインは5.6dB、11.1dB、14.1dBに減少します。外部直列入力抵抗を使用するとアンプゲインの柔軟性が広がり、0dB〜15.5dBの間でゲイン選択が可能になります。このアンプは、2.1nV/√Hzの低ノイズと広い周波数範囲で優れた歪み性能を提供するので、高速8ビット〜16ビットのADCに最適なドライバとなります。

ADL5565は、ピンの接続構成によって6dB、12dB、15.5dBの3レベルのゲインを提供します。シングルエンド入力構成では、ゲインは5.3dB、10.3dB、13dBに減少します。2つの外部直列抵抗を使用すると、アンプゲインの柔軟性が拡大され、差動入力の場合は0dB～15.5dBの間で、シングルエンド入力の場合は0dB～13dBの間で任意のゲイン選択が可能になります。ADL5566とADL5567は、それぞれ16dBと20dBのゲインを提供します。シングルエンド入力構成の場合は、ゲインはそれぞれ14dBと18dBに減少します。各アンプに2つの外部直列抵抗を使用すると、アンプゲインの柔軟性が拡大され、差動入力の場合は0dB〜16dB/20dB、シングルエンド入力の場合は0dB〜14dB/20dBのゲイン選択が可能になります。さらに、これらのアンプは1.2V/1.25Vの出力（VOCM）レベルまで低歪みを維持し、2V_P-PまでのACレベルでCMOS ADCを駆動する追加機能を提供します。

ADL5569に2つの外部直列抵抗を使用すると、アンプゲインの柔軟性が拡大し、差動入力の場合は6dB〜20dBのゲイン選択が可能になります。シングルエンド入力の場合はいくつかの外部抵抗を追加することで、ゲインを6dB〜17dBに調整することができます。このデバイスは、2.0V〜3.0Vの出力コモンモード範囲で低歪みを維持し、2V_P-PまでのACレベルでADCを駆動する柔軟な機能を提供します。

ADL5562、ADL5565、ADL5566、ADL5567、ADL5569は、高性能ゼロIF設計および複合IFレシーバ設計に最適です。