ADA4807レールツーレールアンプ

Analog DevicesのADA4807-1/ADA4807-2は、極めて高い性能を備えた低電力、低ノイズ、レールツーレールの電圧帰還型アンプです。 これらの製品は業界の高速、レールツーレールアンプの中で最も低い入力ノイズ（3.1nV/√Hzと0.7pA/√Hz）になるように設計されており、その一方でわずか1mA以下の静止電源電流で動作するため、電池駆動のポータブル計測器から、部品密度により消費電力の低減が求められる高速システムに及ぶ広範なアプリケーションに最適です。 ADA4807は±1.5V～±5V（単電源で3V～10V）の広い電源電圧範囲で動作し、アサート時に標準静止電源電流を2.4μA以下に低減できるディスエーブル機能を備えています。

高ダイナミックレンジの信号を持つシステムに対して、出力電圧は各レールの50mV以内まで振れるので出力ダイナミックレンジが最大限になり、完全なレールツーレール入力段は、電源レールまでまたは電源レールを超えて入力動作を行うことができます。

ADA4807は、180MHz、小信号、−3dB帯域幅、225V/μsのスルーレート、0.1％（4Vステップ）への47nsのセトリング時間という高速性能を特長とし、±20μVの低い入力オフセット電圧および0.7μV/°Cのドリフトを備えています。 電源±5Vで、1kΩ負荷を駆動する2V p-p、100kHzの出力信号向けに、HD2は−112dBc、HD3は–115dBcです。 低歪み、高速セトリング時間により、これらのアンプは、最大18ビット分解能での高速単電源高精度ADCの駆動に最適です。 ADA4807は、この優れた性能を提供するとともに、消費する静止電流は1mA以下です。 ADA4807は、−40°C～125°Cの産業用温度範囲にわたって動作します。

ADA4807-1（シングル）は、省スペースの6ピンSC70および6ピンSOT-23パッケージで入手可能です。

ADA4807-2（デュアル）は、10ピンLFCSPおよび8ピンMSOPパッケージで入手可能です。